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パリ協定に基づく成長戦略としての長期戦略(CCUS)
2015年に地球温暖化を防止するために結ばれたパリ協定では、工業化以前と比較して気温上昇を2℃未満、できれば 1.5℃未満に抑えることをめざしています。日本は、「脱炭素社会」を今世紀後半のできるだけ早期に実現していくことをめざすとともに、2050年までに80%のCO2などの温室効果ガスの排出削減という長期的目標の実現に向けて、施策に取り組んでいます[情報が古いので、例えば以下のように追加修正するのは如何でしょうか?
「2020年10月、日本は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、カーボンニュートラルを目指すことを宣言し、世界ものこの難題に取り組んでいます[1]。カーボンニュートラル達成のための具体的な技術開発としてネガティブエミッション技術や再生可能エネルギー、省エネ化の研究開発がされていますが、中でもCCUSは大幅なCO2の削減ができる技術として期待されています。」
[1] https://www.kantei.go.jp/jp/99_suga/actions/202104/22ondanka.html※「パリ協定に基づく成長戦略としての長期戦略」をもとに作成
カーボンニュートラル達成に向けて期待される
CCUS技術(CCUS)
2020年10月、日本は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、カーボンニュートラルを目指すことを宣言し、世界ものこの難題に取り組んでいます[1]。カーボンニュートラル達成のための具体的な技術開発としてネガティブエミッション技術や再生可能エネルギー、省エネ化の研究開発がされていますが、中でもCCUSは大幅なCO2の削減ができる技術として期待されています
調整電源としての役割(CCS)
CCS技術は、調整電源としての重要な役割を担います。調整電源とは、需要と供給のバランスを保つために出力の調整が可能な発電源のことです。再生可能エネルギーは天候などの影響を受けやすく、一定ではないため、安定した電力供給には調整電源が不可欠です。CCSは、従来の石炭やガス発電所のCO2排出を大幅に削減することで、これらの発電所を環境に優しい形で調整電源として利用することを可能にします。これにより、再生可能エネルギーの導入拡大と、安定した電力供給の両立が可能になります。
余剰電力の貯蔵が可能(CCU)
太陽光発電や風力発電は出力が変動しやすく、その普及のためには使いきれない電気を貯蔵する仕組みが必要です。その仕組みの一つは水素を製造して貯蔵することですが、そのためのインフラは整備が進んでいるものの、現状ではまだ十分ではありません。一方、メタンは既存の都市ガス用インフラで利用可能な燃料であるため、水素とCO2からメタンを作れば、水素用インフラの整備を待たずに余剰電力を貯蔵・有効利用でき、再生可能エネルギーの普及につながります。
削減が難しい排出源等(セメント、ごみ焼却)への対応(CCUS)
セメント生産やごみ焼却などのプロセスでは、化学反応や熱分解により大量のCO2が排出されます。これらのプロセスは、再生可能エネルギーを使用したとしても、化学的なプロセスに由来するCO2排出を減らすことはできません。そのため、これらの産業では再生可能エネルギーの導入だけではCO2排出を十分に削減することが難しいです。このような状況において、CCUS技術の導入が重要になります。CCUS技術によって、セメント生産やごみ焼却のプロセスから直接排出されるCO2を捕捉し、利用または地下に安全に貯留することで、排出削減を実現します。これにより、環境への負担を減らすとともに、パリ協定で掲げられた気候変動対策の目標達成に寄与することができます。
CO2の大幅な削減が可能(CCS)
CCSによってCO2の大気中への放出を大幅に削減することが可能です。例えば約27万世帯分の電力を供給できる、出力 80万kWの石炭火力発電所にCCSを導入すると、年間約340万トンのCO2が大気に放出されるのを防ぐことができます。CCSは火力発電のほか、製鉄、セメント生産、ごみ焼却などのCO2を大量に出すあらゆる分野に導入可能です。
*各数値は「長期エネルギー需給見通し小委員会に対する発電コスト等の検証に関する報告(平成27年)」のデータをもとに算出。
炭素の循環利用が可能(CCU)
カーボンニュートラル社会では、様々な製品を化石燃料(石油、石炭、天然ガスなど)に頼らずに生産する必要があります。そこで重要になるのがCCUです。例えば再生可能エネルギー由来水素と CO2を反応させることにより、メタンなどの化学原料を生産することができます。そしてごみ焼却などとCCUを組み合わせることにより、炭素の循環利用が可能です。